車両の自動撮影・保存を実現するカメラシステムで、1台あたり約22%の作業工数削減 株式会社アルティア様
自動車業界全体では、各工程で車両の状態を正確に把握するため、画像情報を記録・保存することが求められており、車両画像を「証拠(エビデンス)として残すこと」が重要となっています。
今回は、ナンバープレート認識システムとネットワークカメラの連携で、ナンバープレート認識と車両画像撮影を同時に行い、即時保存・共有を可能にした導入事例をご紹介いたします。
従業員の負担を軽減するとともに、高品質で統一されたフォーマットの記録を残すことができます。
また、作業工程管理や顧客対応において、速やかに画像を提示できるようになります。本システムは現在、全国の整備工場を中心に50拠点以上でご導入いただいております。

目次
株式会社アルティア様の紹介
1937年創業。自動車用機械工具や自動車生産設備機器およびパワーシステム商品の開発を事業内容とする企業です。創業以来、設備機器の専門メーカーとして、自動車や人々の安全を守る事業を展開しています。現在は、トラックや自動車整備工場への機器やシステムソリューションを提供しており、整備関連製品の企画から販売、サポートを一貫して行っております。
本社は東京都に位置し、全国の主要拠点に展開しているほか、中国(広州)、タイ(バンコク)の海外拠点を持ち、グローバルに事業を推進しています。また、自社内に製造工場(ISO9001・ISO14001認証取得)を保有し、自動車検査機器・自動車整備用リフト・高圧洗浄機の製品については自社で開発・製造した製品を日本国内のみならず世界各地のお客様にお届けしております。
ブランドスローガンは 「創造する信頼のパートナー」。自動車整備の現場で求められる安全性・効率性を追求しながら、自社製造体制を活かした高品質な製品づくりと、全国の8支店と約90ヶ所を超えるサービスネットワークによる手厚いアフターサポートを提供しています。
カメラシステム採用のきっかけを教えてください。
お客様対応や品質管理・コンプライアンスの観点から、車両画像や修理箇所の記録を適切に残す必要がありました。
エビデンスの確実な取得、および作業の標準化・効率化を実現するため、カメラシステムの採用を決定しました。
自動車業界における課題について教えてください。
均一な撮影・撮影画像の保存が課題。
自動車業界全体では車両外観、修理工程等を画像で記録・管理することが求められています。
各整備工場では、デジカメやスマートフォンで車両画像・修理箇所撮影がされています。
しかし、実際の作業現場では、「逆光や手ブレでうまく撮影できていなかった「撮影アングルが作業員によってバラバラ」「デジカメで撮影した画像を1枚1枚確認し、車両ごとのフォルダ仕分け作業に時間がかかる…」というお悩みが寄せられておりました。
システム・ケイのカメラシステムを選ばれた理由はなんですか?
高性能なネットワークカメラとナンバープレート認識システム
1つ目に、高性能なネットワークカメラのラインアップが豊富な点です。
整備工場では逆光が発生しやすく、加えて高い耐久性も求められます。これらの条件を総合的に評価した結果、採用を決定いたしました。
さらに高精度なナンバープレート認識システムも取り扱いされており、システム・ケイ様のカメラシステムを導入する運びとなりました。
既存システムの組み込み要件に対応
2つ目に、システム・ケイ様は開発力にも優れており、当社システムへの組み込み要件にも柔軟に対応していただける点が、最終的な決め手となりました。
現在は、固定カメラ式のナンバープレート認識用システムにシステム・ケイ様と共同開発した、スマートフォンやタブレットで撮影するナンバープレート認識システムもラインアップに加わり、お客様のニーズに応じたご提案が可能となりました。

▲タブレット式ナンバー認識システム使用イメージ
※ 使用しているナンバーは架空のものです

▲PCでの表示イメージ

▲タブレットでの表示イメージ
カメラシステムを導入した効果はありましたか?
車両撮影・仕分け業務が短縮され、1台あたり約22%の作業工数削減に
本システムの導入により、現場における撮影業務の大幅な効率化および作業時間の短縮が実現されています。
従来、デジタルカメラで撮影を行っている店舗では、登録作業から撮影、仕分けまで、1台あたり最短でも約6分を要していましたが、本カメラシステムを導入することで、1台あたり約1分半での対応が可能となります。
これにより、月10日稼働・月間200台を撮影する店舗においては、1台あたり約22%の作業工数削減が見込まれます。今までかかっていた工数が削減されたことによって、他の業務に時間を充てられるようなったとお客様よりお喜びの声を頂戴しております。
現在は、ナンバープレート認識システムと固定ドームカメラを組み込んだ『車両画像撮影・保存・管理システム Vehicle Snap(ヴィークルスナップ)』として製品化し、全国の整備工場をはじめ、鈑金工場・中古車工場に向けて、コンプライアンス強化を支援するシステムとして拡販を進めております。
本システムでは、ナンバープレート認識システムにより取得した情報をもとに、撮影した車両画像を登録名および撮影日ごとに自動でフォルダ分けし、車両単位で管理することが可能です。
また、固定ドームカメラによる均一な撮影を実現することで、従来デジタルカメラを用いて車両の周囲を一周しながら行っていた撮影作業を、ボタン操作ひとつで完了できます。
さらに、画像ファイル名およびフォルダ名がナンバープレートと撮影日で自動保存されるため、車両検索や画像の一括確認もスムーズに行うことが可能です。

▲Vehicle Snap(車両画像撮影・保存・管理システム)運用イメージ
今後の展望がございましたらお聞かせください。
ネットワークカメラには様々な活用方法があるので、新たなビジネスチャンスの創出につながるような商品開発を、今後もシステム・ケイ様とともに検討・推進していければと考えております。
営業担当から一言
このたびは、システム・ケイのナンバープレート認識システムをご採用いただき、誠にありがとうございます。
常に現場の改善に取り組まれているアルティア様の姿勢には、私どもも多くを学ばせていただいております。
ナンバープレート認識システムを起点とした画像記録の効率化という明確な目的のもと、貴社のシステムへ柔軟に組み込むという要件に対して、弊社としても製品・開発・営業が一体となり、最適な提案・対応を進めてまいりました。
アルティア様の「現場から生まれるリアルな課題」と、弊社の「技術と柔軟性を活かしたソリューション力」が融合し、今回のような実用性の高いシステムとして形にできたことは、弊社としても大きな喜びであり、今後の開発への原動力ともなっております。
引き続き、現場に即した製品開発や新たなご提案を通じて、アルティア様とともにより良い価値を創出してまいりたいと考えております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
